平成28年7月28日

社会福祉法人 侑愛会

理事長 大場 公孝

障がい者支援施設「津久井やまゆり園」での事件について

                     

平成28年7月26日の未明に、神奈川県にある障がい者支援施設「津久井やまゆり園」で、元職員の男性が19名の利用者の命を奪い、多数を傷つけるという凄惨な事件が起きました。障がいがあり、抵抗することが困難な人たちに対するこうした凶行に、私たちは激しい憤りと深い悲しみを感じずにいられません。亡くなられた19名の利用者の皆様とご家族に対しまして、衷心からのお悔やみを申し上げますとともに、怪我を負われた方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。

事件の背景を含めた全容は、今後捜査機関等の捜査の進展とともに明らかにされるものと思いますが、報道によれば、容疑者の元職員は「障がい者はいなくなればいい」と障がいのある人たちの尊厳を踏みにじる供述をしているようです。私たち侑愛会は、半世紀に及ぶ支援の経験のなかで、障がいがある方々の命の輝きを目のあたりにし、どんな人もかけがえのない存在であること、それぞれが可能性を伸ばし、幸せになる権利をもっていることを確信してきました。障がいのある人を排斥し、共生社会の実現を否定するあらゆる主張、思想に対して、私たち侑愛会は断固として反対の意志を表明するものです。

障がいのある皆様、ご家族の皆様には、このたびの事件にショックを受けられ、憤りと共に大きな不安を抱かれていることと思います。私たち侑愛会は、皆様の不安を受けとめ、法人全体で、一人一人の人権と尊厳を守ることを改めて決意し、地域、社会の中でいきいきと過ごせるよう支援を続けていくことをお約束いたします。

また、この事件がもたらすであろう種々の負の影響を跳ね返し、防犯対策の強化に努めると共に、利用者の皆様の安心と安全を確保しながら、障がいのある人もない人も共に生きる地域づくりの努力、また障がい者支援、福祉の仕事のやりがいと素晴らしさを広く社会に伝える努力を今後も継続していきたいと思います。

「支援を必要としている全ての方々が、地域で安心して豊かに暮らせるよう支援する」という私たち侑愛会の法人使命の実現に向けて、法人を挙げて努力して参ります。